【実践例あり】矢島直美著『すみません 素人でも仕事の写真を 上手に撮影 する方法ってないですか? できればスマホで』 読書レビュー

みなさまどーも、もちさんです。
今回は、矢島直美著『すみません素人でも仕事の写真を上手に撮影する方法ってないですか?できればスマホで』の読書レビューです。
読みやすさ
完読難易度 わかりやすさ読みやすい本です。素人でもいい写真をとりやすくするテクニック満載です。スマホ操作が苦手な方は、得意な方に聞いてみることをおすすめします。
本書は、2025/05/25 23:00現在でKindle Unlimited読み放題に登録されています。
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この本は、次の方におすすめです。
・副業でライティングやっている方
・商品紹介の記事を書いている方
・SNSでお店を紹介している方
・私のような写真が下手なブロガー
- スマホで十分、でも「なんとなく」では伝わらない。
→ 伝わる写真には明確な「意図」と「仕掛け」が必要。
グレー背景や光の当て方で一気に印象が変わる。 - 主役はあくまで「商品」であって、自分のこだわりじゃない。
→ おしゃれ感より「わかりやすさ」「使いやすさ」が大事。
盛りすぎ小物は逆効果。 - 「見せたい」じゃなく「伝えたい」の視点で写真は変わる。
→ 撮影テクニックより、「誰に何を伝えたいか」が写真の質を決めるという根本姿勢を教えてくれる。
では、本題です。
プロじゃなくても、伝わる写真はスマホで撮れる
私達はどうしてもカメラで撮影するとなると、ハードルをあげがちです。
普段は気軽に撮影しているんですけど、いざ商品紹介やちゃんとした撮影になると、緊張しちゃうんですよね。

私を含め、誰だって最初は素人です。構図も光もわかりません。
ですが、「伝えたい」という気持ちがあれば、写真はちゃんと働いてくれます。
「スマホでできる」って、心強い
私がこの本に出会って、まず感動したのは操作手順がすべてスマホカメラ用の説明なんです。
今やスマホのカメラ性能は、ものによっては、並のデジカメより上です。
ですが、使う人間が私のように下手でしたら、カメラ機能においては宝の持ち腐れかもしれません。
だからこそ、この本の価値があります。
この本は、「伝わる写真」を撮るためのエッセンスが、詰まっています。
例えば、「背景に生活感が写ってないか?」とか、「商品に変な光が反射してないか?」っていう、ちょっと気をつけるだけでプロ感が出せるポイントが詰まっています。
しかも、「スマホだけでできるように」徹底的に解説してくれています。
この本は「今の自分」のままで、「できること」から始められるから、読むだけで写真をとろうと思えるんですよね。
仕事写真の「名脇役」は、まさかのアレだった!
そして私が一番刺さったのがこの一文です。
「商品を引き立てる名脇役の『グレー』」
正直、写真の背景とか小道具とか、どうでもいいと思ってました。ですが、違うんです。
「背景」こそが、商品を殺すか、輝かせるかの境目だと知りました。
例えば、真っ白なテーブルに置いたアクセサリーよりも、淡いグレーの布の上に置いた方が断然高見えします。
これは、もう実践したら一発でわかります。
私の撮ったおはぎさん、ちょっとブレブレだった写真が、背景をグレーにするだけでプロの仕事っぽくなるんです。
写真にも引き算の美学があります。
映える小物をガチャガチャ足すんじゃなくて、商品が「主役」になるように余白や色味でコントロールする。
この考え方、すごく参考になりました。
実際に撮ってみました
本書を読んだ後、実際に近所の文具屋にいって、四つ切のグレーの画用紙と、大きめの模造紙を買ってきました。
3枚目は、上からLEDのライトで撮影しています。
いつもは適当に撮っている写真がまるで違いますね。
背景グレーの威力を思い知ります。
今まではスマホスペックに依存していましたが、撮影の仕方一つでこうも違うのかと学びました。
私が使っているスマホは↓です。
ほかにもいろいろLEDの光と、グレーの背景を使って撮ってみました。
こんな感じで撮影にあまり興味がなかった私がめっちゃ撮影が楽しくなってきています。
ただ、素人なんで、自分の影が映り込んでしまうなど、まだまだな部分が正直多いですけどね。
写真1枚で記事全体の信頼感を決める世界もある
私みたいに、「商品紹介の写真がイマイチ決まらない」っていう人はこの本はおすすめですね。
どうしてかというと、文章がどれだけ上手でも、うまく撮れなかった写真が1枚あると、読者はマイナスのイメージをもってしまう場合もありうるからです。
矢島さんは商品写真を撮ることについて、こう述べています。
「商品写真は、単に撮るという行為ではありません。
商品の魅力を伝えるために試行錯誤するプロセスを経た写真は『商品価値を高めること』につながると実感しています。」
写真1枚で、記事全体の信頼感を決める世界もあるということを私は知りました。
この本には、「とにかく明るくすればいいわけじゃない」とか、「影も使えば立体感が出る」なんて、実践的なアドバイスが満載です。
しかも、全部が「スマホ1つでできる」ってとこがいいですよね。
本のデザインも写真も、とにかくセンスがいい
内容も、もちろん良いんですが、この本は見た目も中身も素敵です。
作例の写真がどれもおしゃれで、見るだけでワクワクしてきます。
「こういう写真が撮りたい!」って気持ちをくすぐってくれるから、学ぶモチベーションも下がりません。
しかも、文章が軽やかで優しく、読みやすいです。
「できない人の気持ちがわかる人が書いた本」です。
「好き」で食べていくには、伝え方も大切。
副業ライター、フリーランス、物販やってる人、自分のブランドを作っていきたい人。
みんなに共通してるのは、「好きなことを伝えたい」ってことです。
ですが、伝えるためには、「伝わる形」にする必要があります。
この本は、その手助けをしてくれる一冊です。
「写真がちょっと苦手…」っていう私みたいな人ほど、手に取ってほしいです。
文章よりも早く、写真は読者に感情を届けてくれます。
逆に言えば、写真がショボいと内容まで安っぽく見えてしまうかもしれません。
この本を読んで、一緒に写真をとりませんか?
この本、読むだけでね、「自分にもできるかも」って勇気が湧いてきます。
事実、この本を読んで、すぐ画用紙買いに行って、写真を撮っちゃいました。
写真のこと、何も知らなくていいんです。スマホがあればいいんです。
やってみたいって気持ちさえあれば、その方の発信は変わってくると思います。
迷ってるなら、まず本書を読んでみることをおすすめします。
で、読んだら、使えそうなテクニックを使って、1枚、撮ってみてください。
そこで、「うわっ、私の写真、けっこうイケてるじゃん?」って思えたら、もう勝ちですね。
私のハーゲンダッツ、少しは成長していませんか?
おわりに
もう一度、この本を読んだ結論を載せておきます。
- スマホで十分、でも「なんとなく」では伝わらない。
→ 伝わる写真には明確な「意図」と「仕掛け」が必要。
グレー背景や光の当て方で一気に印象が変わる。 - 主役はあくまで「商品」であって、自分のこだわりじゃない。
→ おしゃれ感より「わかりやすさ」「使いやすさ」が大事。
盛りすぎ小物は逆効果。 - 「見せたい」じゃなく「伝えたい」の視点で写真は変わる。
→ 撮影テクニックより、「誰に何を伝えたいか」が写真の質を決めるという根本姿勢を教えてくれる。
写真は「センス」じゃないです。
工夫と知識と、ちょっとの「気づき」です。
矢島直美さんのこの本は、それを教えてくれています。
次に撮る一枚が、私達の仕事を変えるかもしれないです。
ですから、スマホを一緒に構えていきませんか?
おわりです。
ここまでよんでくださり、ありがとうございました。
※四つ切が一番使い勝手がいいので、一応、アフィリエイトリンク貼っておきます。
本書は、2025/05/25 23:00現在でKindle Unlimited読み放題に登録されています。
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